CpEudc Icon 外字インストーラ 「外字コピー屋さん」 Ver. 2.5.8

更新日:

Ver. 3.0 β版も公開中です。


概要

 外字コピー屋さんは、Windows の外字環境を別のマシンのWindowsにインストールするツールです。

 外字のインストール後に再起動する必要はありません。

 標準の外字だけでなく、各フォントにリンクされた外字もコピーします。つまり、明朝体やゴシック体などで、別の外字を使用している場合でも、リンク情報ごとコピーすることができます。

 本ソフトは、Windows 98 / Me /  NT 4.0 / 2000 / XPのいずれかで動作します。外字ファイルは、上記の各OSで共通して使うことができます。

 本ソフトを使えば、複数台のマシン間で外字を共通化することが簡単にできます。

 コマンドライン版を使えば、Windows NTドメイン/Active Directoryのログオンスクリプトに使うこともできます。

※ただし、このソフトは外字ファイルが異なるOSで使用できることを保証するものではありません。また、外字を他のPCで使用することや、異なるOS間で共有することは、マイクロソフトのサポート外のことですので、あくまでも自己責任の範囲でお使いください。

 

Windows Vista で は正常に動作しないことがありますので、サポート外とさせていただきます。詳しくはブログを参照してください。


ダウンロード

「外字コピー屋さん」は、以下からダウンロードすることができます。

外字コピー屋さん ver. 2.5.8 (自己解凍形式)

今回のバージョンアップの内容は、 Windows 2000 Server のTerminal Servicesのアプリケーションサーバーモードに対応したこと。 ヘルプファイルを作成したこと。アイコンを変更したことの3つです。実質的な機能の変更は殆どありません。 ver. 2.5.7 をお持ちで、Terminal Services を使用していない場合は、 特にバージョンアップの必要はありません。 

2008/10/15 New !
Windows 98, Me, NT 4.0, 2000, Xp, Vista 対応版を作成中です。
仕様を変更して Vista にも対応しました。他に新機能も搭載しています。少々バグが残っているかもしれませんが、ベータ版として公開しておきます。まだ説明書がありませんのでベータ版です(;´▽`vv
Windows Server 2003, 2008(いずれも試用版・評価版でのテスト)のTerminal Services でも動作します。
詳しい説明は、ブログにて。

Ver. 3.0 β2はこちらです。
外字コピー屋さん ver. 3.0 β2(自己解凍形式)


使い方:付記

詳細な使用方法は、同梱のヘルプファイルを参照してください。 ここではヘルプファイルに書かかれていないことを補います。

ネットで配布されている外字をインストールするには

ネットで配布されている外字は圧縮されているはずです。それを復元すると最低でも
eudc.tte
eudc.euf
eudc.ini
という3つのファイルが得られると思います。これらが外字のデータが入っているファイルです。
これらの3つのファイルを好きなフォルダに置いてください。デスクトップでもかまいません。 もしも配布されている外字ファイルが他にもある場合はそれも同じフォルダに置いてください。

次に、外字コピー屋さんの実行ファイル( cpeudc.exe )を、外字ファイルと同じところに置いてください。 そして、cpeudc.exe のアイコンをダブルクリックします。

すると外字コピー屋さんが起動しますから、 「外字ファイルをこのマシンにインストールする」というところにチェックがしてあるのを確認して、 実行ボタンをクリックしてください。

途中で「このコンピュータの外字が失われます」などと言われます。

もしも、今現在、外字を使用していて、その外字が失われると困る、という場合は、ここでキャンセルしてください。

ネットで入手したファイルをマシンにインストールする前に、今現在の外字をバックアップをすることをお勧めします。 バックアップの方法は付嘱のヘルプファイルを参照してください。

外字をアンインストールするには

マシンにインストールされているソフトが、専用の外字を登録して使用している可能性もあります。 自信のない方は、外字を削除するのはおやめください。
また、コマンドプロンプトの使い方やレジストリの書き換えに自信のない方も、止めた方が無難です。
それでも、どうしても外字を削除したい場合は、以下のようにします。

外字を完全に削除するには、外字コピー屋さんのコマンドライン版(cpeu.exe)を使用します。 コマンドプロンプトを起動し、cpeu.exe をカレントディレクトリにコピーして以下のようにしてください。

rem まず、外字を無効にしてシステムの管理外にします。
cpeu false
rem 次に、外字ファイルを削除します。
del x:\windows\*.tte
del x:\windows\*.euf
del x:\windows\fonts\*.tte
del x:\windows\fonts\*.euf
rem 最後に、念のため外字を有効にしておきます。
cpeu true

場合によっては、外字に関するレジストリも削除する必要があります。
レジストリエディタで、以下のキーを開きます。
\\HKEY_CURRENT_USER\EUDC\932
このキーの中に SystemDefaultEUDCFont 以外の値があったら、それらを削除してください。


トラブルシューティング

Windows 2000 の Terminal Serviceのアプリケーションサーバモードで正常動作しない。

バージョン 2.5.8 以上をお使いください。

Vista上のWordやExcelなどで外字を使うと中国語文字が表示されてしまう。

Microsoft から回避策が出ています。以下を参照してください。回避策を簡単に述べれば、その中国語フォントを使えなくするということだそうです。

Windows Vista 上の 2007 Office プログラムまたは Office 2003 プログラムで外字 (EUDC) が中国語フォント MingLiU_HKSCS の文字に置き換えられる
http://support.microsoft.com/kb/930276/ja

リンク先には、問題の回避策として、方法1と方法2が載っています。この内、方法2はレジストリを書き換えるというもので、ここに、それを簡略化するレジストリ更新ファイルをおいておきますのでご利用ください。

Officeの問題回避レジストリ更新ファイル

このファイルをダウンロードして解凍し、説明書をよくお読みの上ご利用ください。
また、上記マイクロソフトのサイトへのリンク先もをよくお読みください。 このレジストリファイルによって何らかの損害が出たとしても、当方では責任を負わないものとします。

 なお、「方法2」では、Word 2003 / Word 2007ではまったく問題の解決になりません。
 Word での問題を完全に解決するには、マイクロソフトの回避策「方法1」を実行する、つまり、中国語フォントをリネームして使用不可能にする必要があります。  

WordやExcelで外字を使うとハングル文字が表示されてしまう。

OSが、そういう仕様なのだそうです。以下のサイトを参照してください。回避策を簡単に述べれば、「New Gulim フォントを削除する」ということ だそうです。

NewGulimフォントがインストールされていると外字が使用できない
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;417636

New Gulim フォントがインストールされていると外字が使用できない場合の対処方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;882573

Windows XP で特定の外字領域が表示されない現象について
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418643
 

他のマシンに外字をコピーしたが、そのマシンの外字エディタで、外字の編集ができない。

「*.EUF ファイルをコピーする」というチェックボックスにチェックを入れて、*.euf ファイル(たとえば、eudc.eufなど)もコピーしてください。このファイルがないと、外字エディタでは編集することができません。
 Windows 2000 / XP の場合は、外字エディタを起動してもすぐに終了してしまうようです。

他のマシンに外字をコピーしたが、そのマシンで外字が表示されない。

GUI版の外字コード表機能を使って、外字が更新されたかどうか確認できますので、それで確認してください。

本ソフトの外字コード表では外字が表示されているが、他のソフトでは表示できないのであれば、本ソフトの問題ではないように思われますが、とりあえずメールにてお知らせください。

なお、外字コード表のテキスト版HTML版も用意しておりますので、ご活用ください。

他のマシンに外字をコピーしたが、そのマシンのMS-IMEのIMEパッドで外字が表示されない。(ワープロソフトなどでは表示されています。)

MS-IME98で起こりえる現象です。IMEパッドで表示するフォントを代えて試してください。

最初のバージョンのMS-IME98には外字の表示に関する不具合があり、すでにマイクロソフトからアップデートプログラムが発表されています。

マイクロソフトのダウンロードセンターにアクセスしてアップデートプログラムをダウンロードして、適用しください。

ダウンロードセンターでは、キーワードに、「IME」と入力して検索すると、簡単にアップデートプログラムを見つけることができます。

なお、他のバージョンのMSIMEを使用している場合でも、常に最新のバージョンにアップデートしておくことをおすすめいたします。

外字ファイルが大きすぎて、フロッピーに入りません。

なるべくFDに空き領域ができるように、余計なファイルは入れないでください。FDにcpeudc.exeとcpeu.exeの両方が入っている場合は、どちらか片方だけにしてください。(GUI版はcpeudc.exe)

それでもだめな場合は、ZIPやMOなどの大容量のメディアを使用するか、ネットワークの共有フォルダで実行してください。

このソフトでは、複数のFDにわけて外字をコピーすることはできません。


更新履歴

Ver 2.5.8での変更点

Windows 2000 Server が Terminal Services の アプリケーションサーバーモードで動作している場合に対応しました。これにより、外字ファイルが x:\Documents and Settings\ユーザ名\Windows\Fonts にコピーされてしまうという不具合が修正されました。

外字コード表の些細な問題を修正しました。

新たにヘルプファイルを作成しました。それに伴い、GUIに少々の変更があります。

Ver 2.5.7での変更点

外字取得の際、取得すべきファイルが一つも存在しなかったときのエラーについて対処しました。

Windows 2000/XPにおける、MS Pゴシックにリンクされた外字の定義を適正化しました。

外字コード表がunicodeに対応しました。

Ver 2.5.5での変更点

Windows XPの新インターフェースに対応しました。

コマンドライン版のサイズが約90Kbyteとなり、かなり小さくなりました。

動作自体は2.5.4から変化はありません。

Ver 2.5.4での変更点

Windows Me に対応しました。

外字コード表機能を追加しました。

存在しないファイルをコピーしようとして意味のわかりづらいエラーがでるのを避けるように修正しました。

その他、細かなバグを修正しました。

Ver 2.5.3での変更点

外字をゲットする、という表現をやめ、「取得する」という表現に改めました。

外字を取得、インストールする際、ファイルを上書きする前に、必ず問い合わせを行うようにしました。

ファイル上書きの問い合わせをしないようにするオプションを装備しました。

Ver. 2.5.2では、以下の問題がありました。

標準外字のみを使用している場合、*.eufファイルを操作の対象とせずに外字を取得しようとすると、すでに存在しているディレクトリを作成するかどうかの問い合わせがでる。それに「はい」と答えると、「すでに存在するファイルを作成することはできません。」というメッセージがでて、結局外字は取得できない。

 この問題は Ver 2.5.3 で対処済みです。


おまけ

外字コード表

外字コード表(unicode)

外字コード表(テキスト)


使用条件など

このソフトウェアはフリーウェアです。使用者は自由に使用できます。

雑誌やネットなどで再配布する場合は、かならず事前に連絡を下さい。無断の再配布はご遠慮ください。

また再配布の際に、配布形式(圧縮ファイルの内容)を変更することは固くお断り致します。

ご自分で作成した外字ファイルを配布するために、このソフトウェアを使用したい場合は、ご相談ください。

このソフトを使用して何らかの損害があったとしても、当方ではまったく責任を負いません。

著作権は、East Valleyにあります。

バグや不具合などありましたら、 よりご連絡ください。


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